■『ごみ箱』の右クリックメニューから、『削除』の項目を削除? (Windows Vista)
【削除してしまった 『ごみ箱』の復旧方法】の続きです。
以前よりパソコンFAQの『Windows Vista でごみ箱を間違って削除しないようにしたい』を参考にカスタマイズしていましたが、改めて備忘録として書き写させて貰います。
尚、このカスタマイズはレジストリの編集を行ないます。
レジストリの編集自体は然程難しい作業ではありません。しかし、間違って変更すると「Windousが起動しなくなる」等の重大なトラブルを起こす可能性があります。勿論、自己責任の領域です。レジストリをバックアップする等、慎重に、十分注意して行って下さい。
Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法(Microsoft サポート オンライン)
【右クリックメニューの『削除』の項目を変更する方法】
= 『削除』の項目を『デスクトップアイコンの設定』に変更する方法 =
レジストリエディタを起動
1. スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」をクリック
2. 名前の欄に[regedit]と入力し、[OK]をクリック
レジストリの編集
3. レジストリエディタが起動したら、画面左側のツリーで下記のキーを捜す
HKEY_CLASSES_ROOT
CLSID
{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
4. キー {645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E} を右クリックし、
メニューの [新規] - [キー] をクリック
5. 新しく追加したキーの名前を [shell] に変更
6. 追加したキー [shell] を右クリックし、メニューの [新規] - [キー] をクリック
7. 新しく追加したキーの名前を [delete] に変更
8. 追加したキー [delete] を右クリックし、メニューの [新規] - [キー] をクリック
9. 新しく追加したキーの名前を [command] に変更
10. 追加したキー [delete] を選択(クリック)し、右側の(規定)をダブルクリック
11. 「文字列の編集」が表示されるので、値のデータを [アイコンの設定] と入力して [OK] をクリック
12. 同様に、追加したキー [command] を選択(クリック)し、右側の(規定)をダブルクリック
「文字列の編集」が表示されるので、値のデータを
"C:\Windows\system32\rundll32.exe" Shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,@Web
と入力して [OK] をクリック
13. 『ごみ箱』を右クリックし、メニューの『削除』が『アイコンの設定』に変更されているかを確認、
『アイコンの設定』をクリックし、『デスクトップアイコンの設定』が表示される事を確認する
問題が無ければ、レジストリエディタを終了する
また、下記のようにレジストリエディタを使用しないで変更する方法もある。
(CCleaner 等のソフトウェアに因り、既に『ごみ箱』の右クリックメニューをカスタマイズしている場合は要注意)
テキストエディタ(メモ帳)を開き、下記のキーを入力し、名前を付けて保存
[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\shell]
[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\shell\delete] @="アイコンの設定"
[HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\shell\delete\command] @="\"C:\\Windows\\system32\\rundll32.exe\" Shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,@Web"
保存したファイルの拡張子を txt から reg に変更し、ダブルクリック
(記入したキー情報がレジストリに登録されます)
尚、先に記載したように、レジストリの取り扱いは危険な面もありますから、慎重に行なって下さい。